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大人の陰嚢水腫

大人の陰嚢水腫

大人の陰嚢水腫でうずくまる男性

陰嚢水腫とは陰嚢がふくらむ状態で、こう丸(精巣)を包む膜に液体がたまって膨らんでしまう病状です。原因はわからないことがほとんどです。
通常は膨らむだけで短期間に大きさが変わることはなく、痛みもありませんが不快感、違和感は出てしまいます。

陰嚢水腫の治療

大人の陰嚢水腫イメージ図01

たまった液体を注射器で抜くこともできますが、だいたいは数週間でもとの状態にもどってしまいます。ちゃんと治すためには手術が必要になってきます。
手術では陰嚢の皮膚を切開して、液体がたまっている袋を一部は切除して処理します。全身麻酔で手術時間は約1時間で、手術後2時間で帰宅していただくことができます。

手術後の注意点

陰嚢水腫の手術痕イメージ

手術後は比較的、痛みは少なく翌日から日常生活は可能です。また翌日からシャワーを浴びることができますが、約1週間後の受診までは湯船に入るのはお待ちください。また運動は1週間ぐらいしてからやり始めていただくことができます。
手術後は約1週間後、約1か月後に受診していただきます。

手術の合併症

     
  • 術後血種 手術後に陰嚢の中で血液がたまってしまうことがあります。自然に吸収されますが一時的にもとの陰嚢水腫の大きさぐらいに腫れてしまうことがあります。
  • 創部感染 傷が化膿してしまうことがあります。多くの場合はガーゼ交換や抗生物質の内服薬で治りますが、ひどければ追加処置が必要になることがあります。
 
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