Day Surgery Column

日帰り手術の費用と入院費用の違いは?

日帰り手術コラム

鼠径ヘルニアの費用は?保険適用や高額療養費制度を徹底解説

鼠径ヘルニア(脱腸)と診断されたとき、手術の必要性と同時に大きな関心事となるのが「費用面」ではないでしょうか。「入院すると高額になりそう」「日帰り手術のほうが安いの?」といった疑問や不安の声をよく耳にします。

手術を検討するにあたり、費用の仕組みをあらかじめ知っておくことは非常に大切です。実は、日帰り手術は身体への負担が少ないだけでなく、経済的なメリットも大きい選択肢の一つです。
今回は、鼠径ヘルニアの手術にかかる費用や保険適用の仕組みについて、分かりやすく解説します。

鼠径ヘルニアの治療費は「健康保険」が適用されます

まず大前提として、鼠径ヘルニアの治療を目的とした手術は、健康保険の適用対象となります。

日本の公的医療保険制度では、窓口での負担割合が原則として1割〜3割となります。当院で行っている日帰り手術ももちろん保険適用の対象であり、特殊な自費診療というわけではありません。そのため、基本的な医療費の窓口負担は、入院で行う場合と大きく変わらない仕組みになっています。

入院手術と日帰り手術の「費用」の比較

「入院しないのだから費用も安くなるのでは?」と思われるかもしれませんが、実は手術や麻酔、技術料そのものの保険点数には大きな違いはありません。

では、なぜ日帰り手術のほうが経済的負担を抑えやすいのでしょうか?
その最大の理由は、「入院料」や「差額ベッド代(室料)」が発生しない点にあります。数日間の入院を伴う場合、宿泊費や食事代、その他雑費がトータルの医療費に上乗せされます。日帰りであればそれらの入院関連費用が一切かからないため、結果として総額を抑えることができます。
また、数日〜1週間ほどの仕事を休まざるを得ない「経済的機会損失(収入の減少)」を最小限に抑えられることも、患者さんにとっては大きなメリットです。

さらに安心!「高額療養費制度」とは

医療費の窓口負担が高額になった場合、家計の負担を軽減してくれるのが「高額療養費制度」です。

これは、同一月(1日〜末日)にかかった医療費の自己負担額が上限額を超えた場合、超えた分が後から払い戻される(あるいは窓口での支払いを上限額にとどめられる)国の制度です。年齢や収入によって自己負担の上限額は異なりますが、一般の現役世代(年収約約370万〜110万円など)であれば、1ヶ月あたりの上限額おおむね8万円台+α(総医療費に応じた計算)に収まるケースが一般的です。
事前の申請(限度額適用認定証の取得)等を行うことで、窓口での支払いを最初から上限額以内に抑えることも可能です。※参照:鼠径ヘルニア(脱腸)の治療費

大阪で鼠径ヘルニアにお悩みなら、まずはご相談を

鼠径ヘルニアは、放置すると腸が挟まって血流が悪くなる「嵌頓(かんとん)」という緊急事態を引き起こすリスクもあります。そうなる前に、計画的に治療を行うことが何よりも大切です。

「手術を受けるべきか迷っている」「自分の症状でも日帰りできるの?」といった疑問や不安がございましたら、一人で悩まずにどうぞお気軽にご相談ください。当院では、患者さんのライフスタイルに合わせた最適な治療プランを一緒に考えてまいります。

院長 坂本一喜

なんば坂本外科クリニック
院長 坂本 一喜

【略歴】

  • 1990年 大阪府立三国丘高校 卒業
  • 1996年 奈良県立医科大学 卒業
  • 岸和田徳洲会病院 入職
  • 2010年 岸和田徳洲会病院 内視鏡外科部長
  • 2013年 岸和田徳洲会病院 外科統括部長
  • 2015年 なんば坂本外科クリニック 開設

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