Day Surgery Column

第16回関西ヘルニア研究会 開催

日帰り手術コラム

第16回関西ヘルニア研究会 開催概要

この度、第16回関西ヘルニア研究会の当番世話人を務めさせていただくことになりました、なんば坂本外科クリニックの坂本一喜です。

この研究会は、鼠径ヘルニア治療における最新の知見や技術を共有し、日々の診療の質向上を目指すことを目的としています。今年は「安全かつ確実に」をテーマに、2025年12月20日(土)に梅田スカイビルにて開催する運びとなりました。

当クリニックは2015年の開院以来、約5,900例以上の日帰り手術を行ってまいりました。中でも鼠径ヘルニアの日帰り手術に力を入れており、内視鏡技術認定医として腹腔鏡を用いた手術と、鼠径部切開法であるリヒテンシュタイン法を使い分け、患者さんの状態に合わせた最適な治療を提供しています。


テーマに込めた思い

安全かつ確実に」というテーマは、鼠径ヘルニア手術が若手外科医にとっての入り口となりがちである一方で、中には難易度の高い症例も含まれるという現実を踏まえて設定しました。

どのような手術においても、術者は常に予期せぬ事態に備える必要があります。そのためには、術前の詳細な診断と、手術の難易度を正確に予測することが極めて重要です。そうすることで、患者さんにとって最適な執刀医と術式を選択することが可能になります。

今回の研究会では、こうした日々の取り組みや経験を参加者の皆様と共有し、より安全で確実な手術手技を確立するための議論を深めていきたいと考えています。


特別講演のご案内

今回は、東京慈恵会医科大学の諏訪勝仁先生に特別講演をお願いしております。諏訪先生の豊富なご経験に基づいた貴重なご講演は、私たち外科医にとって大きな学びとなるはずです。


演題募集について

現在、演題を募集しております。日頃の診療で得られた知見や症例報告など、多くの先生方からのご応募をお待ちしております。

募集期間: 9月1日〜10月20日

皆様のエントリーが、研究会をより有意義なものにしてくれると確信しています。

この研究会が、参加されるすべての先生方にとって、明日からの診療に役立つヒントや新たな視点を得る場となることを願っております。

会場でお会いできることを心より楽しみにしております。

 

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