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鼠径ヘルニア(脱腸)の治療

鼠径ヘルニア(脱腸)と下肢静脈瘤の日帰り手術専門クリニックです

鼠径ヘルニア(脱腸)と下肢静脈瘤の
日帰り手術専門クリニックです

鼠径ヘルニア(脱腸)の治療

治療としては自然治癒や飲み薬では治らないので、手術が必要となります。

鼠径部切開法

膨らんでいる真上を約5cm皮膚切開し、内臓の一部がはみ出している隙間を確認します。通常は2cm前後の隙間でそれを医療用のメッシュ(網)で補強する手術です。
全身麻酔と局所麻酔を併用して行い、手術時間は平均で50分です。当院では世界標準手術であるリヒテンシュタイン法という方法で行っています。

大きなヘルニアや再発ヘルニアなどほとんどの鼠径ヘルニアで対応することができます。抗凝固剤(血をさらさらにする薬)を飲んでいる方はこの方法で手術を行います。

鼠径部切開法で使用されるメッシュの一例

鼠径ヘルニアの内視鏡手術(腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術)

腹腔鏡という内視鏡を使った手術です。カメラと道具を入れるために3か所穴をあけて、筋肉のすき間を裏側(お腹側)からメッシュで補強する手術です。テレビモニターで観察しながら手術の操作を行います。手術時間は約60分程度、麻酔は全身麻酔で行います。傷が小さいというのが特徴です。

鼠径部切開法、腹腔鏡下手術、どちらの方法でも日帰りで手術をすることができます。どちらの手術も利点と欠点がありますので個々の患者さんに応じて最適な手術を提案し相談させていただきたいと思います。

鼠径ヘルニアの内視鏡手術(腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術)

鼠径ヘルニア(脱腸)の治療の流れ

初診~治療方針の決定

1ネット予約または電話で初診予約
2初診受付(問診、診察、エコー検査)
3手術説明、日程の決定
4術前検査(胸部レントゲン、血液検査)
初診日の所要時間は診察と検査で約30分~40分です

手術当日

1受付後
更衣室で着替え、個室で待機(お付き添いの方もご一緒できます)
2手術室へ
3手術後、約2時間の様子観察
手術が終了すると、もとの個室に戻ってきます。様子をみながら水分補給、トイレ歩行などが大丈夫であることを確認します。手術終了後、約2時間ぐらいで電車などで帰宅していただくことができます。ご自身での車の運転はご遠慮ください。

帰宅後

1手術当日の夜
局所麻酔が効いており痛みはすくなく帰宅できますが、晩になると局所麻酔の効果が切れてきて痛みが出てきます。
あらかじめ痛み止めを飲んでいれば、自宅での日常生活は可能です。
2手術翌日
翌日は起き上がろうとしたり咳をしたり、腹筋に力をいれると痛みがあります。
絆創膏をはずしシャワーを浴びることができます。手術後2日間はシャワーとなります。
痛み止めを飲みながら家の中での日常生活は可能ですが遠出は避けてください。
3手術の翌々日
痛みは日に日にやわらぎ、デスクワークのお仕事でしたら出勤や外出することができます。
この日まで痛み止めを飲んでいるのが平均的です。
4手術後1週間
手術後1週間ぐらいで外来診察で診察、エコー検査を行います。
特に問題がなければ軽い運動をやり始めることができます。
また手術後、約1カ月でもう一度診察を行います。

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