
Day Surgery Column
鼠径ヘルニアは「日帰り」で治せる時代へ!
日帰り手術コラム
身体にも生活にも優しい専門治療のメリット
鼠径(そけい)ヘルニア、一般に「脱腸」と呼ばれるこの病気は、鼠径部(足の付け根)に臓器の一部が飛び出してくる状態を指します。初期には「違和感」や「膨らみ」として現れ、多くの患者さんは「すぐに命に関わるわけではないから」と放置しがちです。しかし、ヘルニアは自然治癒することはなく、進行すると飛び出した腸が戻らなくなる「嵌頓(かんとん)」を起こし、緊急手術が必要になるリスクがあります。
治療への壁:「入院」のイメージを払拭する日帰り手術
鼠径ヘルニアの確実な治療法は手術しかありません。手術と聞くと、「数日~1週間の入院」「仕事や家事を休む必要がある」「高額な医療費」といった不安を抱き、受診をためらってしまう患者さんが多くいらっしゃいます。これが、鼠径ヘルニアの潜在患者さんがクリニックから遠ざかっている大きな理由の一つです。
しかし、現代の医療技術は飛躍的に進化しており、特にヘルニア手術においては、「日帰り手術」が安全かつ標準的な治療の選択肢として確立されています。
私たちなんば坂本外科クリニックは、2015年1月の開院以来、大阪ミナミ・なんばで鼠径ヘルニアの日帰り手術を専門としてきたクリニックです。当院が提供する「外来日帰り手術」は、患者さまとそのご家族にとって、多くのメリットをもたらします。
| 日帰り手術のメリット | 具体的な効果 |
|---|---|
| 早期の社会復帰 | 入院期間が不要なため、お仕事や家事、学業への影響を最小限に抑えられます。翌日、または数日中には日常生活に戻ることが可能です。 |
| 身体への負担軽減 | 低侵襲な手術(主に腹腔鏡手術)を採用することで、切開部が小さく、術後の痛みが軽減され、回復が早まります。 |
| 生活環境への影響が少ない | ご自宅でゆっくりと療養できるため、病院での拘束感がなく、ご家族のサポートを受けながら安心して過ごせます。 |
| 医療費の負担軽減 | 入院費用がかからないため、総医療費の節約につながり、経済的な負担も軽減されます。 |
| 感染症リスクの軽減 | 病院滞在時間が短いことで、院内感染のリスクも相対的に低減されます。 |
ヘルニア治療は「優しさ」で選ぶ時代へ
日帰り手術は、まさに「お身体にも、ご家族にも、医療費にも優しい医療技術」を体現しています。私たちは、単に病気を治すだけでなく、「治す過程」も含めて、患者さまの生活の質(QOL)を最優先に考えた治療を提供しています。
鼠径部の違和感や膨らみは、体が発する「早く受診してください」というサインです。手遅れになる前に、まずは専門医にご相談ください。当クリニックでは、エコー検査でその場で診断を行い、初診診察は約20分で完了します。
「忙しいから」「入院が嫌だから」と我慢せず、「日帰りで治せる」という安心感を胸に、なんば坂本外科クリニックへお越しください。私たちは、あなたの健康と安心な日常を取り戻すお手伝いをいたします。
鼠径部ヘルニア・臍ヘルニアの日帰り手術専門
大阪・なんば駅すぐ
ご不明な点やご不安なことがございましたら、お気軽に当院スタッフにご相談ください。
鼠径部ヘルニアの治療は、なんば坂本外科クリニックまでお気軽にご相談ください。
なんば坂本外科クリニック
院長 坂本一喜

略歴
1990年 大阪府立三国丘高校 卒業
1996年 奈良県立医科大学 卒業
岸和田徳洲会病院 入職
1999年2月 屋久島徳洲会病院 離島勤務
1999年5月 岸和田徳洲会病院 外科
2006年9月 岸和田徳洲会病院 外科医長
2010年2月 岸和田徳洲会病院 内視鏡外科部長
2013年10月 岸和田徳洲会病院 外科統括部長
2015年1月 なんば坂本外科クリニック開設
