Day Surgery Column

鼠径ヘルニア治療の最前線!

日帰り手術コラム

あなたに最適な術式を選ぶ確かな技術と30年の経験

前回のブログで、鼠径ヘルニアの日帰り手術が、時間や費用の面で大きなメリットがあることをお伝えしました。

しかし、「本当に日帰りで安全に治るの?」という不安が残る方もいらっしゃるかもしれません。日帰り手術を安全かつ確実に行うためには、術前の正確な診断力と、外科医の高度な技術力が不可欠です。

なんば坂本外科クリニックが、患者様に心から安心して治療を受けていただくために、どのような技術と経験を活かしているのかをご紹介します。


術式選択が治療の成否を分ける

鼠径ヘルニアの手術には、大きく分けて「鼠径部を切開する術式」と「腹腔鏡を用いる術式」の2種類があり、それぞれにメリットがあります。当院の強みは、患者様の病態や基礎疾患に応じて、この両方の術式に対応できる技術を持っている点です。
1. 鼠径部切開法:リヒテンシュタイン法(Lichtenstein法)

この術式は、局所麻酔でも安全に実施できることが多く、身体への負担を抑えやすいのが特徴です。特に、重度の基礎疾患(心臓病など)をお持ちの方や、全身麻酔に不安がある方にとって、有効な選択肢となります。


2. 腹腔鏡下手術:TEP法(完全腹膜外到達法)
腹部に数ミリの小さな穴を数カ所開けて、カメラと器具を使って手術を行う方法です。

メリット: 傷が非常に小さいため、術後の痛みが少なく、社会復帰が早いとされています。また、両側のヘルニアを同時に治療できる点も大きな利点です。

なぜ両方の術式に対応できる必要があるのか?

一般的なクリニックでは、得意な術式が片方のみという場合もあります。しかし、患者様の鼠径ヘルニアの状態は十人十色です。

・「過去に手術を受けて再発した」

・「ヘルニアが大きいが、持病があるため全身麻酔を避けたい」

・「体への負担を最小限に抑えたい」

このような複雑な病態や、患者様の希望、基礎疾患に応じて、当院ではオーダーメイドで最適な術式を選択します。切開法と腹腔鏡、どちらにも精通しているからこそ、患者様にとって最も安全で再発リスクの低い最善の治療を提供できるのです。

30年近くの経験がもたらす「確かな安心」

技術力の根幹にあるのは、坂本院長の長年にわたる経験です。

私はこれまで、外科医として30年近く、数多くの手術に携わってきました。この豊富な経験は、手術の確実性を高めるだけでなく、術前の正確な診断、麻酔管理、そして術後の細やかな対応に活かされています。

「難易度の高い症例でも、日帰り手術で安全に完結させる」という目標のもと、患者様一人ひとりの体の状態を深く理解し、慎重な判断と繊細な手技をもって治療にあたっています。この経験こそが、日帰り手術に対する患者様の不安を払拭する最大の根拠だと自負しています。

次回のブログでは、なんば駅近くという利便性を活かした、治療当日の流れや、スムーズな社会復帰を支える当院のサポート体制について、具体的なイメージを持っていただけるよう解説いたします。


鼠径部ヘルニア・臍ヘルニアの日帰り手術専門

大阪・なんば駅すぐ

ご不明な点やご不安なことがございましたら、お気軽に当院スタッフにご相談ください。

鼠径部ヘルニアの治療は、なんば坂本外科クリニックまでお気軽にご相談ください。

なんば坂本外科クリニック
 院長 坂本一喜

略歴
1990年 大阪府立三国丘高校 卒業
1996年 奈良県立医科大学 卒業
  岸和田徳洲会病院 入職
1999年2月 屋久島徳洲会病院 離島勤務
1999年5月 岸和田徳洲会病院 外科
2006年9月 岸和田徳洲会病院 外科医長
2010年2月 岸和田徳洲会病院 内視鏡外科部長
2013年10月 岸和田徳洲会病院 外科統括部長
2015年1月 なんば坂本外科クリニック開設

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