
Day Surgery Column
南海沿線から日帰りできる最新レーザー治療
日帰り手術コラム
足の血管の浮き・付け根のふくらみ、見て見ぬふりしていませんか?
「夕方になると足がパンパンにむくんで、靴がきつくなる」
「足の血管がクモの巣のように浮き出ていたり、ボコボコとこぶのようになっていたりする」
「立ち上がった時やお腹に力を入れた時に、足の付け根がぽっこりと膨らむ」
このような症状に、長年悩まされていませんか?
「ただの疲れだろう」「加齢によるものだから仕方ない」と自己判断で放置してしまう方が非常に多いこれらの症状。実は、治療が必要な「下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)」や「鼠径(そけい)ヘルニア」のサインかもしれません。
こんにちは。大阪・なんばの地で、鼠径ヘルニア・臍ヘルニア・陰嚢水腫、そして下肢静脈瘤のレーザー日帰り手術を専門に行う「なんば坂本外科クリニック」です。
当院には、南海沿線を中心に、堺市や岸和田市、泉佐野市といった泉州地域から多くの患者様がご来院されます。実は、この「南海沿線」というエリアの特性と、先ほどのようなお悩みには深い関連性があるのです。
南海沿線に潜む「下肢静脈瘤」「鼠径ヘルニア」のリスク要因
南海電鉄が縦断する大阪南部から泉州にかけてのエリアは、歴史ある街並みと新しい住宅地が共存し、生産年齢人口から高齢者まで、多様な世代が暮らす地域です。この地域特性が、特定の疾患リスクと結びついています。
立ち仕事文化と「下肢静脈瘤」
下肢静脈瘤は、足の静脈にある血液の逆流を防ぐ弁が壊れ、血液が溜まってしまうことで血管がこぶのように膨らむ病気です。特に、美容師、販売員、調理師、工場勤務、看護・介護職など、長時間立ちっぱなしの職業の方に多く発症します。
伝統的に製造業や商業が盛んな泉州地域では、多くの方がこうした立ち仕事に従事されています。また、下肢静脈瘤は女性に多い傾向があり、妊娠・出産を機に発症することも少なくありません。日々の「足のだるさ」「むくみ」「こむら返り」は、単なる疲労ではなく、この病気の初期症状かもしれないのです。
高齢化と「鼠径ヘルニア」
鼠径ヘルニア、いわゆる「脱腸」は、加齢などによりお腹の壁(腹壁)の筋肉が弱くなり、その隙間から腸などの内臓が皮膚の下に飛び出してくる病気です。重いものを持ち上げる職業の方にも見られますが、主な原因は加齢です。高齢化が進む地域社会において、鼠径ヘルニアに悩む方は決して少なくありません。初期は痛みも少なく、ふくらみも手で押せば元に戻ることが多いため放置されがちですが、悪化すると腸が締め付けられ、緊急手術が必要になる危険な状態(嵌頓:かんとん)に陥ることもあります。
「手術は入院が必要」という常識を覆す、日帰りレーザー治療
「病気は治したいけれど、手術となると入院が必要で、仕事や家を長期間空けられない…」
多くの方が、治療への最後の一歩をためらうのは、この「時間的制約」が大きな理由ではないでしょうか。
しかし、医療技術は日々進歩しています。なんば坂本外科クリニックでは、身体への負担を最小限に抑えた「日帰りレーザー手術」を専門としています。
- 体に優しいレーザー治療:下肢静脈瘤の手術では、細いレーザーファイバーを血管内に挿入し、内側から熱で焼き、問題の血管を閉塞させます。これにより、従来の切開手術に比べて傷跡が極めて小さく、痛みも少ないのが特徴です。
- 日常生活へのスムーズな復帰:手術は30分~1時間程度で終了し、術後は少しお休みいただくだけで、その日のうちにご自身の足で歩いてご帰宅いただけます。入院の必要がないため、多忙な現役世代の方や、ご家庭の事情で家を空けられない方でも、安心して治療を受けていただけます。
- 経済的負担の軽減:入院費がかからないため、治療に要するトータルコストを抑えることが可能です。
なぜ「なんば」なのか?アクセスの良さが治療へのハードルを下げる
私たちがクリニックを構える「なんば」は、大阪ミナミの巨大ターミナルです。特に、南海本線・高野線の始発駅である南海「難波」駅は、泉州・南河内地域と大阪都心部を結ぶ玄関口です。
堺、岸和田、泉佐野、河内長野など、南海沿線のどの駅からも乗り換えなしでアクセスできるこの立地は、患者様にとって大きなメリットとなります。手術当日はもちろん、術前の診察や術後の経過観察のための通院も、ストレスなく行っていただけます。
「買い物や仕事のついでに、まずは相談だけでも」といったように、気軽に立ち寄れる利便性が、病気の早期発見・早期治療へと繋がると私たちは信じています。
その足の悩み、もう一人で抱え込まないでください
足の血管の浮き、足の付け根のふくらみは、決して「歳のせい」や「体質」だけで片付けて良い問題ではありません。適切な治療を受けることで、長年のだるさや痛みから解放され、生活の質(QOL)を大きく向上させることができます。
なんば坂本外科クリニック
豊富な経験を持つ専門医が、あなたのお悩みに真摯に向き合います。まずは一度、カウンセリングにお越しになりませんか?
ウェブサイトやお電話から、お気軽にご予約・お問い合わせください。
なんば坂本外科クリニック
院長 坂本一喜
略歴
1990年 大阪府立三国丘高校 卒業
1996年 奈良県立医科大学 卒業
岸和田徳洲会病院 入職
1999年2月 屋久島徳洲会病院 離島勤務
1999年5月 岸和田徳洲会病院 外科
2006年9月 岸和田徳洲会病院 外科医長
2010年2月 岸和田徳洲会病院 内視鏡外科部長
2013年10月 岸和田徳洲会病院 外科統括部長
2015年1月 なんば坂本外科クリニック開設