Day Surgery Column

「旅行先でのまさか!」から考える臍ヘルニアの早期治療と日帰り手術のメリット

日帰り手術コラム

「旅行先でのまさか!」から考える臍ヘルニアの早期治療と日帰り手術のメリット

先日、東京から大阪・関西万博へのご旅行中に、思わぬ体調不良で当院を受診された60代の男性がいらっしゃいました。新幹線での移動中にお腹の痛みが強くなり、以前からあった臍ヘルニア(でべそ、おへその脱腸)が大きくなり、腸が飛び出して戻らなくなる「嵌頓(かんとん)」の状態になっていたのです。

嵌頓(かんとん)の危険性—旅行中の不安を解消

嵌頓は非常に危険な状態で、飛び出した腸が締め付けられて血流が悪くなり、放置すると腸が壊死する恐れがあります。幸い、来院後すぐに手で慎重に腸を押し戻す処置(徒手還納術)を行い、男性の痛みは楽になりました。その後、一時的にテープで固定し、東京へ帰ってからの受診をお勧めしました。

この男性は、万博観覧と共に息子様との楽しみにされていた吉本新喜劇を見る目的もあったとのこと。「笑う時にはまた出てこないようにお臍を押さえながら笑ってくださいね」とお伝えしたところ、後日、「新喜劇も晩御飯の串カツも楽しめた」と感謝のお手紙をいただき、スタッフ一同、心から安堵いたしました。

しかし、今回のケースはまさに「旅の恥はかき捨て」では済まされない、ヘルニアの早期治療の必要性を物語っています。楽しいイベントの最中に、突然の激痛や緊急手術のリスクに直面する可能性があるのです。

早期治療の安心と日帰り手術のメリット

鼠径部ヘルニアや臍ヘルニアは、自然治癒が難しく、唯一の根治的な治療法は手術です。特に、いつ嵌頓するかわからないリスクを抱え続けるのは精神的な負担も大きいでしょう。

当院では、この臍ヘルニアや鼠径(そけい)ヘルニアに対し、身体への負担が少ない日帰り手術を専門的に行っています。

 

 

 

もし、お臍や足の付け根のふくらみが気になる方は、嵌頓のような緊急事態になる前に、ぜひ一度ご相談ください。なんば駅からすぐのアクセスしやすい立地で、皆さまの「安心」と「笑顔」を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

 

なんば坂本外科クリニック

鼠径部ヘルニア・臍ヘルニアの日帰り手術専門

大阪・なんば駅すぐ

 

ご不明な点やご不安なことがございましたら、お気軽に当院スタッフにご相談ください。

鼠径部ヘルニアの治療は、なんば坂本外科クリニックまでお気軽にご相談ください。

 

なんば坂本外科クリニック
 院長 坂本一喜

略歴
1990年 大阪府立三国丘高校 卒業
1996年 奈良県立医科大学 卒業
  岸和田徳洲会病院 入職
1999年2月 屋久島徳洲会病院 離島勤務
1999年5月 岸和田徳洲会病院 外科
2006年9月 岸和田徳洲会病院 外科医長
2010年2月 岸和田徳洲会病院 内視鏡外科部長
2013年10月 岸和田徳洲会病院 外科統括部長
2015年1月 なんば坂本外科クリニック開設

お気軽にご相談ください

ネット予約・診療カレンダー