UMBILICAL-HERNIA

臍(さい)ヘルニア

臍ヘルニアについて

臍ヘルニアについて

臍ヘルニア

へそヘルニアは正しい病名は臍(さい)ヘルニアといいます。おへそが飛び出す状態で「出べそ」といったほうがわかりやすいかもしれません。
おへそはもともと“へその緒”がつながって筋肉を貫通していたので、もともと構造的に弱いところです。その弱いところから内臓の一部が押し出されるのが臍ヘルニアの状態です。

臍(さい)ヘルニアの特徴

臍ヘルニアの治療

経過観察

大きさが数センチ以内で、痛みもなく、脱出しているものが腸管ではなく脂肪であれば手術をせずに経過観察をする選択肢もあります。

手術療法

大きさが数センチ以上ある場合や痛み、違和感がある場合は手術を考慮することになります。
手術は弱くなってしまった穴を縫合して閉じてしまう方法と、医療用メッシュをつかって穴を補強する方法があります。
手術をすれば凹んだおへそになることができます。

臍ヘルニアの治療費用

当院では、健康保険適用の手術・診療を中心に行っております。
健康保険適用した場合の料金の概算(体格や内容により多少変わります)

手術前

臍ヘルニアの場合も診察・検査を行います

  70才以上 1または2割負担 3割負担
診察・エコー検査 1,000円-1,700円 約2,500円
術前検査 (手術が必要となった場合に追加) 1,000円-1,500円 約3,000円
臍ヘルニア手術
  70才以上 1または2割負担 3割負担
腹腔鏡補助下臍ヘルニア手術 約18,000円※ 約80,000円★
前方切開法 15,000円-18,000円※ 約50,000円

※自己負担は18,000円が上限となります。
★高額療養費制度により負担が軽くなることがあります。

臍ヘルニアのよくある質問

創部はナイロン糸(溶けない糸)で閉鎖しますので、術後に抜糸が必要です。抜糸後は、ご自宅で軟膏処置をお願いする場合がございます。

デスクワークでしたら手術翌日から可能です。労働や長時間の運転業務等については、医師にご相談ください。

シャワーは可能です。浴槽にお入りになるのはお控えください。入浴後は、創の周囲はこすらず乾燥したタオルで押さえるように水気を取ってください。

手術翌日より日常の動きに制限はありません。
階段の昇降や散歩等も可能です。気分不快や創部の痛みが生じたときは休憩を取るようにしてください。
電車・バスなども乗車可能です。
自転車・バイクは短時間であれば差し支えありませんし自動車の運転も可能です。
食事は「腹六分目」くらいでお願いいたします。
アルコールは当院からの処方薬を内服している間はお控えください。

当院で日帰り手術をご希望の場合、以下の点でご注意ください。
【帰宅手段】
 手術終了後は院内でお休み頂いた後、約2時間で歩行も可能となり、電車で帰宅することも出来ます。
 ただし、ご自身での車の運転は麻酔の影響もあり、大変危険ですのでお控え頂いております。
【入浴制限】
 手術が終わった当日の入浴はできません。
 翌日からシャワーが可能ですが約1週間はシャワーのみとなり浴槽に浸かるのはお控え頂いております。
【当日の付き添い】
 ご家族の付き添いは必ずしも必要ではありません。
 お一人で手術を受け、お一人でお帰りになる方も多いのでご安心ください。
 また、お付き添いの方が来院された場合は、リカバリールームでお待ちいただくことができます。
 以上、三点のご案内です。ご不明な点は、お気軽にスタッフまでお尋ねください。

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