Day Surgery Column

麻酔記録システムpaperchartを導入

日帰り手術コラム

麻酔記録システムpaperchartを導入

なんば坂本外科クリニックは、鼠径ヘルニア、下肢静脈瘤、陰嚢水腫などの外来日帰り手術専門のクリニックです。手術後、数時間で帰宅を可能とするために、様々な工夫がされています。

 

先ずは、術者の技量・経験が実績に裏打ちされ、技術認定などの基準を持っている事や、施設装備の充実、看護師をはじめ全てのスタッフが日帰り手術に精通している事などが挙げられます。その中で、術後の管理で特に重要になるのが麻酔方法です。麻酔をかけるのは医師ですが、麻酔の状況を常にモニターして記録する事が必要になります。そこで、麻酔記録について機器で補う事を研究して、導入に至りましたのでその経過をお伝えいたします。

最近はDX化とよく聞きます。そこまで大げさなことはできないですがスタッフの負担軽減のために麻酔記録の自動化を検討し始めました。きっかけは九州の日帰り手術クリニックに見学に行ったときに導入されていたからです。自分が非常勤で勤務している病院では麻酔記録システムが電カルで当たり前に運用されていますが、クリニックでもできるんだと知って2023年10月ごろから調べ始めました。

麻酔記録システムpaperchartを導入

ネットで麻酔記録システムについて調べてみますが、あまり情報は多くありません。基本的には病院が対象ですが、名前を知っている大手メーカー、初めて聞くソフトメーカーなどありますがフリーソフトもあるとのことです。まずは情報が多い大手メーカーを中心にお話を聞き、見積もりをお願いすることにしました。
大手生体モニターメーカーN社
大手生体モニターメーカーF社
長崎のソフトウェアメーカーD社  です。

HPからまたは電話での問い合わせで速やかに連絡をいただき、話を聞くことができました。
選定のポイントとしては、以下の項目になります。
・クリニックにあるモニターを使用できるか(日本光電PVM-2701)
・クリニック向けのシステム構成があるか
・主に使うのはナースなので、操作が直感的で簡単か
・導入コスト

 

それぞれに特徴がありましたが、続きは次の機会に・・・。
なんば坂本外科クリニックは日帰り手術のシステムについて、日々研鑽中です。

 


なんば坂本外科クリニック 院長 坂本 一喜

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