Day Surgery Column
第22回 日本ヘルニア学会 演題発表報告
日帰り手術コラム
3つの演題発表を行いました
「ジャパンクオリティの追求、その方法論と根拠」というテーマのもと、実り多いディスカッションを行うことができました。日本ヘルニア学会は、腹部のヘルニア疾患に特化した学会です。全国から外科医が集まり、最新医療についてヘルニア疾患の治療成績、新たな機器の紹介などが行われています。現在、日本ヘルニア学会の評議員・ヘルニア診療安全推進委員も務めており学会の運営活動にも参加しております。また、鼠径部ヘルニア疾患の日帰り手術を行っていますので、最新情報の収集と日頃の治療成績などの学術演題発表を毎年しております。日本ヘルニア研究会として第1回学術集会を平成15年4月に開催されてから、今回で22回目となります。新潟での学会開催となり3つの演題発表を行いました。
①ワークショップ3:日帰りクリニックにおける術後安静の実際
②ビデオシンポジウム6:リヒテンシュタイン法を不安なく終わるための要点
③シンポジウム2:鼠径部ヘルニア手術集約化の意義を考える
腹腔鏡下鼠径部ヘルニア修復術と、鼠径部切開法(リヒテンシュタイン法)の両方の手術を患者さまの既往・病歴・家族構成などに応じて手術をご提供しており、術後安静については特に注意を払っております。今回の学会で、大学病院から日帰り手術クリニックまでの他施設での術後管理についての知見が得られた事、現在の当院の取り組みについて改めて確認できたことが大きな成果となりました。
腹腔鏡手術、鼠蹊部切開、どちらも熟練した技術と経験が必要で、術後の管理も大切です。
現在、なんば坂本外科クリニックでは腹腔鏡下鼠径部ヘルニア修復術と鼠径部切開法による鼠径ヘルニア根治術を外来日帰り手術で行っており、患者さまのニーズと何より安全性に最大の注意を払って診療をしております。大阪で鼠径ヘルニア・脱腸にお困りの方は、お気軽にご相談ください。
なんば坂本外科クリニック 院長 坂本 一喜